こんにちは
本日はタップダンスについてのご紹介です。
タップダンスとは足元のリズムと音楽性が融合した独特の芸術形態で、特殊な靴を使って床を叩き、リズミカルな音を奏でるダンスの一つです。
靴の裏の前後に付いている金属の板(タップス)
と床を打ち鳴らしてダンサー自身が楽器となり音と動きで表現するダンスです。
一見シンプルに見えますが足を使ってリズムを創っていくので
いろいろな種類のステップに名前が付けられています。
主な特徴
✩足先や踵を使って様々なリズムパターンを創り出していきます。
✩ジャズミュージックとの相性が抜群に良いとされていますが、
他のジャンルの楽曲とも融合して色々なパターンものが生み出されています。
☆年齢を問わず楽しめる生涯スポーツとしての側面もあります。
☆即興性が高く、個性を生かせる表現方法の一つでもあります。
✩以外に思われるかもしれませんが、全身運動として優れた有酸素運動になります。
はじめてタップダンスをされた方は皆さんこんなに汗をかくと思わなかったとおっしゃいます。
タップダンスの主な種類
☆リズムタップ
アフリカン、アメリカンの文化から発展したスタイルで複雑なリズムパターンと即興性が特徴です。
ジャズミュージックとの親和性が高く、自由度の高い表現が可能です。
☆シアタータップ
ミュージカルなどで見られる華やかなスタイル。
ショーとしてのスタイルを重視し、大きな動きと派手な振り付けが特徴です。
観客を魅了する演技的要素も含まれています。
☆ホーファー
アイリッシュダンスの影響を受けたスタイルで、上半身をほとんど動かさず、足の動きに集中した動き。
精密で早いステップワークが特徴です。
タップダンスの起源
タップダンスは19世紀のアメリカで生まれ、アフリカン、アメリカンのダンス文化とアイルランドの伝統的なステップダンスが融合して発展しました。
✩1800年代後半
アメリカの劇場やボードヴィル《寄席と呼ばれるようなもの》で人気を集める。
✩1920-30年代
ジャズ時代に黄金期を迎え、多くのタップダンスの名手が登場
✩1950年代以降
ミュージカル映画の発展と共にエンターテイメントの重要な要素として定着し、
現代では伝統的なスタイルを継承しながら新しい表現方法を取り入れ進化を続けています。
基本ステップ
☆シングルタップ:片足で1回床を叩く最も基本的な動き
☆ダブルタップ:同じ足で素早く2回床を叩く技法
☆トリプルタップ:3回連続で、床を叩く複合的なステップ
☆ヒール・ドロップ:かかとを床に落として音を出す技法
☆トゥ・タップ:つま先で床を叩く基本動作(ボールタッチ)
☆ボールタッチ:主にボールの部分で(つま先側前の部分)タップスで床を踏むこと
☆:ボールの部分で体重移動すること。
☆ブラッシュ:ボールの部分で床を蹴ること。
フロント・ブラッシュ、バック・ブラッシュがある。
☆シャッフル:3連符のリズムで踏むことが多いステップ
☆フラップ:フロントブラッシュつま先で床を叩いてから踵を落とす動作(体重移動あり)
☆スラップ:フロントブラッシュからつま先で床を叩くステップ(体重移動なし)
☆ボールチェンジ:体重移動を伴う足の切り替え
☆スパンク:バック・ブラッシュのこと。
一般的にはアクセントのつくものが多い
☆ディグ:スコップで土を掘るようにヒールを床に突き立てるようにして音をだすこと。
☆ドロップ:ヒールを床につけたままボールをもちあげ、ボールを打つことをボールドロップ
反対はヒールドロップ
☆スタンプ:足の裏全体で床をたたくこと。
体重をかける。
☆ストンプ:足の裏全体で床をたたくこと。
体重をかけない。
☆スカッフ:ヒール部分で床をけること
☆クリック:ボール同士又はヒール同士をぶつけて音をだす
☆クラムロール:基本形はRステップ、Lステップ、Rヒールドロップ、Lヒールドロップ
他にも様々な組み合わせあり。
☆パドルロール:片足でディグ、バックブラッシュ、ステップ、ヒールドロップの4つの音を出し左右交互に繰り返すステップ
ディグは以外から始めることもある。
☆プルバック:ジャンプ、バック・ブラッシュ、ステップ。
両足や片足などバリエーション多数。
☆ウィング:サイドにこするようにして足を持ち上げ、バック・ブラッシュ、ステップ。
☆ホップ:片足で飛んで同じ足のボール部分で着地すること
☆バッファロー:片足でホップしながら反対の足で、ステップを踏む複雑な動き
もっと様々なステップがありますが、スタジオによって呼び方も違っていたりすることもありますので講師ににお尋ねください。
これらの基本ステップを組み合わせることでより複雑で表現力豊かなタップダンスの振付ができ、
練習を重ねることでひとつひとつのステップの音の質や、強さをコントロールできるようなります
ただこれらの用語は最初から覚えなくてもレッスンの中で自然に覚えていくものですので
少しずつ理解を深めていきましょう。
タップダンスの用語は文字にするのが難しい部分もありますのでわからないことは
どんどん質問していきましょう
タップダンスの現代的な発展
現代のタップダンスはさまざまなダンススタイルや、音楽ジャンルとの融合で成り立っています。
☆ヒップホップとの組み合わせによる新しいリズムパターンの創造
☆エレクトロニックミュージックとのコラボレーション
☆コンテンポラリーダンスの要素を取り入れた実験的な作品
☆ストリートパフォーマンスでの新しい表現方法の開拓
タップダンスの教育的価値
タップダンスは以下のような側面で教育的価値も高いとされています。
☆リズム感覚の向上
☆集中力と記憶力の強化
☆身体的なコーディネーション能力の発達
☆創造性と即興性の育成
☆音楽理解の深化
このようにタップダンスは単なる踊りを越えて、音楽、芸術、スポーツの要素を含む総合的な表現方法として、多くの人々を魅了し続けてています。
初心者から上級者までそれぞれのレベルで楽しみ方を見つけられる奥深い芸術せす。
実際にレッスンを受ける時の持ち物
☆服装
動きやすい服装
Tシャツ、レギンス、ジャージなど
タップシューズ
(初回は運動靴でもよい)
スタジオによっては、レンタルタップシューズや、タップスを手持ちの運動靴に簡易に付けて音を感じてもらうことなどを行っているスタジオもあるので、
タップシューズの件は事前にスタジオに問い合わせをお勧めします。
持ち物
タオル
水分補給の飲み物
汗をたくさんかく方は必要に応じてTシャツなどの着替えなど
タップダンスならではの楽しさ
重複しますが以下のような特徴があるタップダンスを是非一度体験レッスンでおまちしています。
☆音で自己表現
足音でリズムを刻み、自分だけの音楽を奏でる喜びを味わえます。
☆上達の実感
新しいステップを習得したり、複雑なリズムが刻めるようになったときの
達成感が大きな楽しみにつながります。
☆即興のおもしろさ
音楽に合わせて自由に踊り、その場で創造的な表現ができます。
☆仲間との共演
ほかのダンサーと一緒にリズムをあわせ、アンサンブルを楽しむことができます。
☆観客との一体感
パフォーマンスを通じて、観客と音のリズムの喜びを共有できます。
一度、タップダンスの世界に是非触れてみてください。
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
スタジオアスワンではサイズが合えば何足かレンタルタップシューズも
ご用意しております。
体力に自信がない方には
椅子に座ってタップダンスをするクラスもございます。

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